残念ながら終了してしまったり縮小されたりもありますが、年に数回しかないキルトショーはどこも大盛況です。
キルトショーは、ただ作品を見るだけの場所ではないのかもしれません。何千枚もの布が空間を満たし、隣に立った人と自然に話が始まり、布の色や手触りにじんわりと心が動く——そんな時間が、会場のあちこちで生まれています。今回は、日本・アメリカ・ヨーロッパの6つのイベントをご紹介します。(残念ながら終了したイベントも記録として掲載しています)
🌸 Japan
ワールドキルトフェスティバル
World Quilt Festival
毎年秋 / 3日間
📍 パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)
一般社団法人日本キルト協会が主催する、国際規模のキルト祭典です。2025年は11月13〜15日の3日間で開催され、22,496名の方が来場されました。「全てのキルターに、輝ける場を」というコンセプトのもと、世界各国からの出品作品と国内作家の力作が一堂に会します。港町・横浜の光が差し込む会場で、布と色の対話をゆっくり楽しめます。2026年の詳細は日本キルト協会の公式サイトで随時公開予定です。
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(2020年の第19回をもって終了)東京国際キルトフェスティバル
—布と針と糸の祭典—
毎年1月下旬
📍 東京ドームシティ プリズムホール(東京都文京区)
2001年にスタートし、20年以上の歴史を持つ日本最大級のキルトイベントでしたが、残念ながら2020年の第19回をもって終了しました。毎年1月下旬、東京ドームシティに約90店舗のハンドメイドマーケットと、国内外の作家作品が一堂に集まり、鷲沢玲子さん、キャシー中島さんら第一線で活躍するキルト作家の大作展示はとても見応えがありました。NHK Eテレ「すてきにハンドメイド」の出演者たちとのコラボ企画も恒例で、テレビで見ていた作品に実際に触れられる嬉しい機会でもありましたが惜しまれながら終了となりました。
🗽 United States
🗞 業界ニュース — 2025年12月
2025年12月、Quilts, Inc.はキルト業界への大きな変更を発表しました。世界最大の業者向け見本市「International Quilt Market(テキサス州ヒューストン)」が廃止されることが正式に決定し、長年続いてきた歴史に幕が下りました。一方で、消費者向けのQuilt Festivalは継続・発展させる方針が明らかにされ、新たなショーの復活も発表されています。
出典:Quilts, Inc. 公式発表(quilts.com)、2025年12月
International Quilt Festival Houston
2026年11月12〜15日
📍 George R. Brown Convention Center, Houston, Texas
1975年にヒューストンで始まったこのショーは、今や世界最大のキルトイベントに成長しました。4日間で25カ国以上から42,000人以上が訪れます。コンペティションに出品された作品の中には、美術館で飾られてもおかしくないほどのクオリティのものも多く、アート・キルトの今がここに集まっています。2026年は日程が11月に変更され、会場入りのクラスは11月10日からスタートします。
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Quilt! Knit! Stitch!™ — セントルイス
2026年4月10〜12日
📍 America’s Center, St. Louis, Missouri
Quilts, Inc.が2026年に復活させた、ニードルアート全般を対象にした消費者向けショーです。キルトのほか、ニット・刺しゅうなど、さまざまな手仕事の世界が一つの場所に集まります。ヒューストンのフェスティバルよりコンパクトな規模ですが、だからこそ気軽に回れて、まだ出会ったことのない技法や作家に偶然巡り会えたりする——そんな楽しさがあります。
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🌷 Europe
Festival of Quilts — バーミンガム
2026年7月30日〜8月2日
📍 NEC(National Exhibition Centre), Birmingham, UK
2003年にThe Quilters’ Guildとの協力でスタートし、現在はヨーロッパ最大のキルトショーに成長しています。4日間で200以上のブランドが出展し、250以上のワークショップが開かれます。世界中のキルターが作品を持ち寄るコンペティションも見どころのひとつ。会場のNECはバーミンガム空港のすぐそばにあり、ロンドンからも気軽に足を伸ばせます。
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Carrefour Européen du Patchwork — アルザス
毎年9月上旬 / 4日間
📍 Sainte-Marie-aux-Mines および周辺3村(フランス・アルザス地方)
フランス・アルザスのワイン街道に沿った4つの村が、毎年9月に世界中のキルターで賑わう場所に変わります。石造りの教会、古い工場、商店街の軒先——村のあちこちが展示スペースになり、大きなキルトが風に揺れる光景はここだけで見られるもの。1995年のスタートから毎年開催を続け、今では年間14,000人以上が訪れる、ヨーロッパ有数のテキスタイルの祭典です。
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キルトショーを訪れると、生地の選び方が少し変わります。色の組み合わせ、布目の向き、縫い代の丁寧さ——作り手の方々の仕事を間近で見て初めて、素材の質が作品に与える影響の大きさを実感します。良い布は、良いキルトへの最初の一歩。
— jumble shop one編集部より
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※ 掲載情報は2026年3月時点のものです。各イベントの詳細・日程は公式サイトにてご確認ください。
※ 東京国際キルトフェスティバル(tokyo-dome.co.jp/quilt)/ ワールドキルトフェスティバル(world.jqsevent.com)/ International Quilt Festival(quilts.com)/ Festival of Quilts(thefestivalofquilts.co.uk)/ Carrefour Européen du Patchwork(patchwork-europe.eu)