アクセス上位6記事まとめ — 手芸・生地業界の「いま」を読む

Shop Manager
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当店のブログで特にアクセス数が多かった6つの記事をまとめて紹介します。手芸店の閉店と価格上昇に関することを検索する方が多いようです。

手芸好きな方が関心を寄せる手芸業界の「いま」

当ブログでとくに読んでいただくことの多い記事を、まとめてご紹介します。アメリカの大手手芸チェーンの閉店、コロナ禍で爆売れしたミシンのその後、値上がりが止まらない手芸材料の背景——それぞれは別々のテーマのようでいて、じつはひとつながりの「手芸・生地業界の現在地」を映し出しています。興味のある記事から読んでいただいても、順番に読んでいただいても。どれも、手芸や生地を好きな方にとって身近な問いへの答えを探した記事です。


01   振り返りまとめ — アメリカ最大の手芸チェーン JOANN 破産閉店

2025年5月、全米800店舗以上を誇っていた手芸チェーン「JOANN Fabrics」が82年の歴史に幕を閉じました。マスク作りブームで盛り上がったコロナ禍の一時期を経て、なぜ最大手がここまで追い詰められたのか。プライベートエクイティによる過剰な負債、相次ぐCEOの交代、そしてネット通販の台頭——崩壊の構造的な原因を、メディア報道とSNSの声をもとに丁寧に読み解いた記事です。アメリカのクラフターたちが「聖地の喪失」として悲しみ、怒ったその記録でもあります。

「私たちは布を売っていたんじゃない。創造性を売っていたんだ。」


— 元JOANN社員の言葉より(記事本文より引用)

日本の手芸小売業界も、決して他人事ではないかもしれません。業界の変化を自分ごととして考えるきっかけになる記事です。


→ 記事を読む:振り返りまとめ — アメリカ最大の手芸チェーン JOANN 破産閉店

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02   “眠れるミシン” — あなたのミシン、もう一度動かしませんか?

2020年のマスク不足をきっかけに、日本中でミシンが売れました。販売台数は前年比1.8倍。ブラザー工業は創業以来最高益を記録し、中小メーカーも一気に業績を伸ばしました。では、コロナ禍が明けたいま、そのミシンたちはどこへ行ったのでしょう。

「購入動機がマスク作りという一時的な目的だった」「外出自粛が解けて手芸に割く時間が減った」「近隣の手芸店が閉まって材料が手に入りにくくなった」——データと推論をもとに「眠れるミシン仮説」を展開したこの記事は、ミシンを持っている方、手芸が好きな方に広く読まれています。

POINT

手芸文化の土台——生地を実際に触れる場所、困ったときに相談できる人、続けるための材料が揃う環境——それが揃ってはじめて、ミシンは目覚めます。


→ 記事を読む:”眠れるミシン” あなたのミシン、もう一度動かしませんか?

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03   手芸材料の値上がり “3つの波”

「好きなブランドの生地が急に買えなくなった」「以前より値段が高くなった気がする」——その感覚は、気のせいではありません。いま手芸材料の世界には、3つの大きな波が同時に押し寄せています。

波その1:トランプ関税

2025年、アメリカの大規模な輸入関税政策で、海外から入る布地のコストが急騰しました。「デミニマス規定」の廃止によって、ヨーロッパの人気ブランドが個人への直接販売を打ち切るケースも相次いでいます。

波その2:JOANNの倒産連鎖

大手チェーンの破綻は、関連するサプライヤー全体に波紋を広げました。在庫の確保そのものが難しくなる状況も生まれています。

波その3:中東情勢と原油高

2026年初頭からの中東情勢の緊迫化により、合成繊維の主原料(ポリエステルなど)のコストが短期間で急上昇。手芸材料が「石油製品でもある」という意外な事実も記事の中で解説しています。


→ 記事を読む:手芸材料の値上がり “3つの波”

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04   手芸店の閉店ラッシュと手芸ブームは矛盾している?

老舗手芸チェーンが次々と閉店しているのに、TikTokでは「#KnittingTok」「#SlowCraft」が何百万回と再生され、若い世代の間で手作りへの関心が高まっている——これは矛盾ではないか?

手芸文化は死んでいない。ただ、その場所がリアルな棚からデジタルのコミュニティへ、大量消費から少量手作りへと、静かに移り変わっているのだ。


— 記事本文より

Z世代が手芸にハマる理由、デジタル疲れとアナログ回帰の関係、そして旧来型チェーンの終焉と独立系小店舗の存在価値の高まり。一見矛盾して見えるこの現象のなかに、手芸文化のこれからが透けて見えます。


→ 記事を読む:手芸店の閉店ラッシュと手芸ブームは矛盾している?

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05   輸入生地はなぜ高くなる? — 値段の仕組みを知る

「お気に入りの生地を買おうとしたら、以前より値段が上がっていた」——そんな経験のある方へ向けて、できるだけわかりやすく解説した記事です。難しい経済の話は抜きにして、3つのポイントに絞っています。

理由1:円安 ——同じ生地でも、円安が進むだけで日本円での支払いが増えます。
理由2:輸送・関税コスト ——現地から手元に届くまでに、多くのステップとコストがかかります。
理由3:原材料の変動 ——綿やシルクは農作物、ポリエステルは石油製品。天候や世界情勢の影響を受けます。

「値上がりした」と感じたとき、その背景を少し知っておくと、購入のタイミングや材料選びのヒントにもなります。「経済が苦手」という方にもわかりやすいと好評をいただいている記事です。


→ 記事を読む:輸入生地はなぜ高くなる? — 値段の仕組みを知る

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06   生地屋さんを始めたい方必見 — 生地屋の経営は難しいの?

「輸入生地のお店をやってみたい」という声は少なくありません。でも、ネット上には「簡単に始められる」という情報も多く出回っています。実際のところはどうなのか。生地屋を営む当店の視点から、正直にまとめた記事です。

布のカットという「人の手でしかできない作業」が生む固定コスト、メーカーの予約注文制による仕入れの難しさ、数ヶ月先の需要を読んで今お金を出さなければならないキャッシュフローの綱渡り。アメリカ大手JOANNの破綻も、他業種との利益率比較も交えながら、生地屋という商売の構造的な難しさを丁寧に解説しています。

お店を始めるのは少ない資金で可能でも、続けるのは難しい。資金面で数ヶ月〜数年程度の余裕が必要になるのも、その一因です。


— 記事本文・Shop Manager より

「いつかお店を」と夢見ている方にも、すでに小さく始めている方にも、読んでおいて損はない内容です。


→ 記事を読む:生地屋さんを始めたい方必見 — 生地屋の経営は難しいの?


6つの記事に共通するテーマ

今回ご紹介した6記事は、それぞれ独立したテーマを持ちながら、ひとつの大きな問いを共有しています。「手芸や生地を好きでいたい気持ちを、取り巻く環境はどう変えつつあるのか」——そういう問いです。

業界の大きな流れや経済の動きを知っておくことは、材料選びや購入タイミング、あるいはこれからの手芸との付き合い方を考えるうえで、きっと役に立ちます。どれかひとつでも、気になる記事があればぜひ読んでみてください。

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