Monaluna (モナルナ)とは? カリフォルニア発のファブリックブランド

Shop Manager
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Windham Fabrics とのパートナーシップへの移行はブランド存続のために必要な決断だったと思います

Monaluna(モナルナ)とは — オーガニックコットンへの想いが生んだ、カリフォルニアのファブリックブランド

「もっと環境にやさしい生地の選択肢があればいいのに」——そんな一人のデザイナーの思いから生まれたファブリックブランドがあります。カリフォルニア州ウォルナットクリーク(Walnut Creek)を拠点とするMonaluna(モナルナ)は、2010年の創業以来、オーガニックコットンへのひたむきな姿勢と、自然からインスパイアされた愛らしいプリントで、世界中のソーイングファンやキルターの心をとらえてきました。今回は、このブランドの歩みと魅力を詳しくご紹介します。


創業者 Jennifer Moore — デザイナーがオーガニックコットンに目覚めるまで

Monalunaを立ち上げたのは、アーティスト兼デザイナーのJennifer Moore(ジェニファー・ムーア)です。ミネソタ大学で人類学とデザインを学んだ後、Manhattan Toyでトイデザイナーとして社会人キャリアをスタートさせました。その後はTarget Corp.でサーフェスデザイナー(布地・柄のデザイン)として活躍し、さらにサンフランシスコ湾岸エリアへ移り、Pottery Barn Kidsでデコラティブ・アクセサリーデザイナーを務めるなど、一流の消費財メーカーで幅広い経験を積んできました。

フリーランスとしてコットン生地のアートワークライセンスに携わるようになった頃、Jenniferはテキスタイル産業の環境・社会的影響について深く学び始めます。そして、当時いかにサステナブルな生地の選択肢が少なかったかを痛感。「生地の仕事をするなら、オーガニックコットンを世の中に広めることに貢献したい」——その想いが、2010年のMonaluna創業へとつながりました。

PROFILE

Jennifer Moore(ジェニファー・ムーア)/Monaluna デザイナー・創業者
カリフォルニア州ウォルナットクリーク在住。人類学とデザインを学んだ後、Manhattan Toy、Target Corp.、Pottery Barn Kidsを経て2010年にMonalunaを創業。30以上のオーガニックコットンコレクションを発表してきた。
公式サイト:monaluna.com

最初のコレクションは完売——小さな確信から始まった

最初のコレクションを発売したところ、わずか3ヶ月で完売。「これは本当にビジネスになる」と確信したJenniferは、Monalunaを本格的な会社として育てていく決意を固めます。その後、ブランドは年間4〜6コレクションを発表するペースへと成長し、30以上のコレクションを世に送り出してきました。

“I started Monaluna in 2010 out of a desire to bring more eco-friendly textile options to the marketplace for designers, sewists and quilters.”
(「デザイナー、ソーイスト、キルターの皆さんに、より環境にやさしいテキスタイルの選択肢を届けたくて、2010年にMonalunaを始めました。」)


Jennifer Moore / Monaluna About ページ

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Monalunaの生地の特徴 — GOTS認証とやわらかな風合い

すべてGOTS認証のオーガニックコットン

Monalunaの最大の特徴は、全コレクションがGOTS(Global Organic Textile Standards=国際オーガニックテキスタイル基準)認証を取得していること。GOTSとは、農場での栽培から染色・縫製・加工に至るすべての工程で、合成農薬・化学肥料・有害化学物質の不使用を保証し、かつ生産現場での公正な労働条件を義務づけた、世界でもっとも厳格なオーガニックテキスタイル規格のひとつです。

創業当初の数コレクションはGOTS対応の染料を使用できるほどの規模ではありませんでしたが、生地素材は最初から100%オーガニックコットンを貫いており、その後すべてのコレクションでGOTS認証を取得しています。「オーガニックというのは、農業から染色・加工まで、すべての工程で有害な化学物質・重金属・毒性物質を使わないということを意味します」とJenniferは語っています。

高密度コットンならではのやわらかさと品質

素材は高密度(ハイデンシティ)オーガニックコットン。高い糸密度から生まれる、きめ細かくしなやかな手触りが特徴で、キルティングはもちろん、アパレル・インテリア小物など幅広い用途で愛されています。生産地は初期コレクションがインド、近年のコレクションは韓国の工場でプリントされており、いずれもGOTSの管理証明書で確認できます。また、Windham Fabrics移行後のコレクションはOeko-Tex認証も取得しており、安全性のお墨付きがさらに充実しています。

デジタルプリントへの移行で水使用量を削減

近年のコレクションでは、従来のスクリーンプリントからデジタルプリントへの移行も進めています。水の使用量と廃棄物を大きく削減できるこの手法は、生地の品質にほとんど影響を与えないながら、環境負荷を下げる重要なステップとして評価されています。

“All Monaluna fabrics are certified to the Global Organic Textile Standard (GOTS)… the entire production process excludes the use of synthetic fertilizers and pesticides, and that there are no harmful chemicals, heavy metals or toxic elements used in the farming, weaving, dying or processing of the fabric.”
(「Monalunaのすべての生地はGOTS認証を取得しています。農業・織り・染色・加工のすべての工程で、合成肥料・農薬・有害化学物質・重金属・毒性物質を使用しないことを保証しています。」)


Monaluna FAQ ページ

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デザインの世界観 — 自然、ガーデン、そしてユーモアのあるプリント

Monalunaのプリントは、「グラフィックでモダン、そしてしばしばユーモラス」と表現されます。花・植物・動物・幾何学模様など自然界をモチーフとしたデザインが多く、ウッドランドスタイルやスカンジナビアを感じさせるフローラルプリント、ユーモラスな動物柄など、大人も子どもも楽しめる幅広いラインナップが揃っています。

Jenniferのインスピレーション源は、自宅の有機栽培ガーデンを手入れしたり、ハイキングに出かけたり、料理や手芸に没頭したりするなど、日常のクリエイティブな暮らしのなかにあります。「創造的かつサステナブルに生きることに喜びを見出している」と語るJenniferのライフスタイルそのものが、Monalunaのプリントに宿っているといえるでしょう。

代表的なコレクションの流れ

創業から2022年までの独立時代には、”Modern Love”、”Amour Vert”、”Vintage 74″、”Next Stop”など30を超えるコレクションを発表。スカンジナビア調のフローラル、森の動物、サーキュラーな幾何学柄など多彩なテーマを手がけ、ブランドの世界観を築いてきました。Windham Fabrics移行後の最初のコレクション「In the Garden」(2023年7月店舗展開)では、自宅のドライガーデンで目にするドッグウッドや薔薇、ダリアなどから着想を得たボタニカルプリントを発表。その後も「Orchard+Grove」「Moonlit」(2024年秋)、「Under the Canopy」(2025年1月)、「Lush Life」(2025年秋予定)と次々と新コレクションが続いています。

“In the Garden is the result of blissful hours spent sitting in my garden, sketching plants and the creatures that love them.”
(「In the Gardenは、庭に座って植物とそこに集まる生き物たちをスケッチした、幸せな時間から生まれたコレクションです。」)


Windham Fabrics / In the Garden コレクションページ

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2022年の転換点 — Windham Fabricsとのパートナーシップへ

2022年10月、Jenniferはニュースレターを通じてブランドの大きな変化を発表しました。12年間にわたり自社でオーガニック生地を企画・製造してきたMonalunaが、次のコレクションからWindham Fabricsとパートナーシップを結ぶという知らせでした。

Jenniferがこの決断を下した背景には、「ひとりですべてをこなすなかで、新しいサステナブル製品への展開や、クリエイティビティをもっと広げたいという気持ちがありながら、ひとつのことに集中しようとするたびに手が回らなくなっていた」という正直な思いがありました。コロナ禍のロックダウン中にクリエイティブな燃え尽き感を経験したことも、この決断を後押しした一因のようです。

移行後もGOTS認証・オーガニックコットンというブランドの核心は変わらず、高密度コットンへのプリントという品質水準も維持されています。Jenniferはデザインの制作に専念できるようになり、Windhamのチームがホールセール販売・流通を担うことで、より多くのSKU(品番)やカラーバリエーションに挑戦できるようになりました。「以前は1プリントにつき1カラーウェイしか出せなかったのが、今は大きなクレヨンセットを手に入れたみたい」とJenniferは表現しています。

“It means that I am no longer the sole decision maker, wearing all the hats and interacting directly with my customers all over the world, but it also gives me so much more freedom to focus on the creative aspects of what I do.”
(「すべての判断を一人で下し、あらゆる役割を担いながら世界中のお客様と直接やりとりする立場ではなくなりましたが、その分、自分のクリエイティブな仕事により深く集中できる自由を得ることができました。」)


Monaluna Blog / Introducing In the Garden(2023年7月)

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ソーイングコミュニティでの評判とMonalunaが選ばれる理由

Monalunaは世界各地のファブリックショップで取り扱われており、ソーイングやキルティングのコミュニティから高く評価されています。その理由は大きく3つに整理できます。

まず、オーガニックへの一貫した姿勢。創業以来ぶれることなくGOTS認証にこだわり続ける姿勢は、「本物のサステナブルブランド」として信頼を得ています。次に、手触りの良さ。高密度コットンの細かな織りが生み出すなめらかな肌触りは、複数のショップが「きわめてソフトで品質の高いハンドタッチ」と評しており、一度使うとその違いを実感する方が多いようです。そして、デザインの独自性。「グラフィックでモダン、ときにユーモラス」という言葉が複数のショップの紹介文に登場するほど、他ブランドとは一線を画すデザインセンスがMonalunaの大きな魅力です。子ども向けのかわいらしさを持ちながら、大人のプロジェクトにも違和感なく使えるクロスオーバーな世界観も人気の秘密です。

Windham Fabrics移行後は、ホールセールのアクセスが容易になったことでより多くのショップに流通が広がりつつあります。Jenniferのデザインへの情熱と、持続可能なものづくりへの真摯な姿勢は、次の章に入っても変わることなく受け継がれています。

Monalunaの生地は、キルティング・アパレルソーイング・インテリア小物まで幅広く活躍します。特にオーガニックコットンにこだわりたい方、子ども用品を作りたい方、ナチュラルでモダンなプリントがお好きな方にぴったりのブランドです。

jumble shop oneでは、厳選した海外ファブリックを取り揃えています。

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