8月21日は「世界ファッションデー」。生地を選ぶことから始まる、小さなサステナブル
毎年8月21日は「World Fashion Day(世界ファッションデー)」。世界中のデザイナーやブランド、そしてファッションを愛するすべての人が、装うことの喜びを分かち合う日です。今回は、この日の成り立ちと、近年高まりを見せる「サステナビリティ」というテーマ、そして生地を選ぶ私たちにできることはなんでしょうか。
世界ファッションデーとは
世界ファッションデーは、毎年8月21日に祝われる国際的な記念日です。世界のデザイナーやファッションハウス、そして装うすべての人々を一つにし、衣服を「芸術」であると同時に「暮らしに欠かせないもの」として讃える日、として紹介されています。
正確な起源ははっきりとしていないものの、20世紀後半、世界各地のファッションウィークが文化的な存在感を強めていく中で、少しずつ広く知られるようになっていったとされています。
この日が持つ意味について、アフリカの産業支援に関するある記事では、次のように紹介されています。
“…to celebrate and commemorate the glory, spirit and art of fashion…”
「ファッションの栄光と精神、そしてその芸術性を称え、記念するために」
この一文が示す通り、世界ファッションデーは単に「おしゃれを楽しむ日」というだけでなく、一年間の各国・各地域のファッション産業の歩みそのものを称える意味合いも込められているようです。
高まる「サステナビリティ」というテーマ
近年、世界ファッションデーをめぐって語られるテーマは、はっきりと「持続可能性」へと傾いています。2024年に掲げられたテーマは「Sustainable Elegance(サステナブル・エレガンス)」。倫理的な生産、思慮深い消費、そして環境に配慮した取り組みの大切さを伝えるものでした。
2025年についても、公式テーマの発表を待たずして、専門家たちはエコフレンドリーな生地づかいや、AIを取り入れたデザイン、そして廃棄を減らす循環型のファッションへの注目が、さらに強まるだろうと予測していました。
数字で見るファッション産業の現実
世界では毎年、なんと1000億着以上もの新しい衣服が製造されていると言われています。この数字の大きさは、ファッション産業が地球環境に与える影響の大きさを、静かに物語っているように思います。
生地を選ぶという、小さな一歩
世界ファッションデーの過ごし方として紹介されている取り組みの一つに、「着なくなった服をアップサイクルして生まれ変わらせる」というものがあります。
これは、まさにハンドメイドや裁縫を楽しむ方々が、日々の暮らしの中で自然に実践していることでもあります。一枚の生地を大切に選び、丁寧に縫い、長く愛用すること。それ自体が、ファッション産業が抱える課題への、ささやかながら確かな応答なのかもしれません。
おわりに
世界ファッションデーは、私たちに「なぜ、この服を選ぶのか」「この生地はどこから来たのか」と、少し立ち止まって考えるきっかけをくれる日なのかもしれません。8月21日、いつもより少しだけ、着るものやつくるものについて考えてみませんか。
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